あまり気に留めてはいなかったが、色んなところで死生観というか、死後の世界が描かれた作品を目にする。そして、気付かないうちに考え方の深い部分に根付いてしまっている。
アニメの映画とか、少年漫画とか、好きな作品ではあるけど、死後の世界が描かれている。
ドラゴンボールや、ディズニーのリメンバーミーは死後の世界があって、そこでも冒険があり、希望があったりする。しかも、自分もこれらの作品は好きだった。
ただ、子供が出来てから、こういった作品を観せることに抵抗が出て来て、とても危険な事だと思うようになってきた。
特に子供達にとっては死んだら天国に行くとか、また生まれ変わって来世があると言う考え方は、来世で頑張ればいい的な考えを生んだり、今が辛いから自殺するという行動を導いてしまう事だってある。
天国、あの世、生まれ変わりという考えが徐々に徐々に染み込んでいくと気付かぬうちに、しっかり生きる事が出来ない人になってしまう。
どこか、頑張りきれない、
最悪、来世に期待して死を選ぶことも、、、
自分の子供には、天国は無くて、来世も無くて、死んだら無になってしまう事を少しずつ伝えている。
大昔、原始時代から、死んだら何処に行くか分からず、恐怖から人々は天国や死後の世界を考え出し、安心した。
そして、悪い事をすると地獄に落ちて生き返れなくなると言って秩序を守る為にも利用した。
死後の世界と言う考え方は便利なアイデアだと思う。
弊害が無ければ自分は何も言わない。
だけど、死後の世界という考え方は、今が辛い人々の逃げ道になってしまった。ここが致命的だった。
ちょっとそれるけど、ネットで調べたら、諸説あるけれど、全世界の既知の生物の総種数は175万種、とのことだった。「既知の」だからホントはもっともっと生物はいるはず。
その中で、人間という生物として生まれる事ができた時点で、宝くじに一回当たったようなもんだ。
どちらかというと、自分は物事を卑下してしまって、ポジティブ思考にはなかなかならないけれど、折角当たったこの宝くじは使い切ってみたいと思う。
自分の子供には少なくともそう思って欲しい。
何でもいいから死なないでくれと思う!
誹謗中傷や仕事のストレスで命を自ら絶ってしまうのは、愚かでもったいないと思う。
親になってニュースでsnsの誹謗中傷が理由で命を絶った方の話を知って、
「うちの子なら!」
と思い観ていて辛くて、恐怖か何か分からないけど、自分は震えた。
あの世もなく、来世も前世もない。
だからしっかり今を生き切るんだ。
ただそれだけを子供達に願っている。