ジャルジャルがようやく優勝した。
感動して福徳さんの涙にこちらも涙した。13度目の正直、凄まじいなこの2人は、と思いぐらっときた。最後に福徳さんを助けに来た後藤さん、思い返すと笑みが溢れて、カッコよくて、愛があって、もちろん面白くて、、、
色んな笑いが詰まった物語だった。幸せな気持ちになったなぁ。
個人的には、空気階段が作る世界が一番凄かった。決勝のネタは特に凄いなぁと思わされた。
そのネタをサマーズの大竹さんがキッパリと
「優勝するネタではない。」
とあの場でコメントをする迫力も、血の匂いみたいな空気をブワーっと感じる瞬間だった。そこも含めてこの瞬間に立ち会えてラッキーだと感じた。
面白かったと言う事は簡単で誰にも嫌われないけれど、あの場であそこまで言い切る大竹さんの覚悟は審査員の鏡だ。笑いの舞台は戦場って、本当にそうだと再確認した。
空気階段のネタを作っているかたまりさんは、最早、映画になるような世界をあのコントに込めていた、欲張りな天才だ。優勝よりも伝えたい愛の物語があったんだと考えさせられた。
日の当たらない定時制高校生の恋愛こそが本当の輝く純愛なんだ。2人にしか通じない言葉。限定されたコミュニケーション手段。
不倫の報道が世間を賑わすこのご時世で、それも人間だなと、何となく納得した気でいたけど、こういう世界を見せられて、気付けば笑顔になっていた。これはいわゆるコントの笑いなのか、幸せを描いた舞台なのか、普遍性を描いた芝居なのか、、、
腹を抱えて爆笑して、台詞も巷で流行って、とかでは無いから、キングオブコントでは
「優勝するネタでは無い。」
のかも知れない。
笑いと、愛と、社会風刺と、幸せと、そこが生きる希望になってる感じがした。
かたまりさんは欲張りな天才だなぁ。
(自分の勝手な解釈ですけど)
空気階段。優勝して欲しかったなぁ。
なので、また来年、決勝で凄いの期待してしまう!
ホント、空気階段のお二人、ならびにキングオブコント出演者の皆様。
ありがとうございました。