zunra’s diary

すぐ変わる街の風景を残す為のブログだったけど、コロナでどこも行けないので思う事を綴ってます

テレワーク 職場という概念が変わった

自分は運が良いと思う。今回のコロナウイルスの影響で在宅勤務になれた。

子供がいる中で仕事をするのは大変な部分ももちろんある。テレビ電話会議中に子供が騒いだり、ごはんの用意は家にいる自分がしなければならなかったり、1人の時間がなかったりする。

ただ、通勤時間がゼロになり、睡眠時間や何より家族と過ごせる時期が確保できた。通勤に毎日3時間ちょっと使っていた。満員電車は辛かった。それがなくなって、少し人間らしさを取り戻せた気がした。

この生活に慣れておらず辛い部分は勿論あるけど、僕は家庭を見つめる良い機会になったと思っている。不謹慎と言われるかもしれないけれど幸せを感じている。人生を見直すことができた。

 

今も在宅では出来ない仕事についておられる方々は死ぬかも知れないのに職場に行ってくれている。最早、戦場に向かう兵士だと思う。死んだら終わりなのに、と思う。それでも戦う医療、生活のインフラ整備の仕事、物流。

 

家の中で増える感染者数をネットでチェックする事しか出来ないけれど、じっと家にとどまる事が社会の役に立つと信じて当分過ごさせていただきます。

 

テレワークで社会が大きく変化する事になります。会社に通勤しないで良いということは、満員電車が減り、痴漢、スリ、乗客の揉め事が解消か、軽減される。会社の負担する社員への通勤費も削減される。社員としては痛いけど、満員電車を避けられるならありがたい限りである。

ただ、最も大きな経費削減効果は家賃だと思う。会社にそれぞれの社員用のデスクを置くスペースを削減して、ミーティングスペースと自由に触れるフリースペースがあれば良いので、かなりスペースを削減できる。

という事は小さな物件でまかなえるので家賃も安く抑えられる。

 

コロナ禍によって、誰も損をしない形で改革が見えて来た。というか、気付いたという事かもしれない。

 

会社に通うという常識は間違いだった。

 

職場、という言葉が消えていく。

 

古い常識から解き放たれた瞬間に立ち会った気がする。